鍼灸・漢方

当院では、従来どおりの西洋医学に基づく診療に加え、鍼灸や漢方などの東洋医学による診療も、ご提案させていただきます。

動物たちと飼い主の皆様の穏やかな日常が続くようにお手伝いします。

東洋医学について

東洋医学では、動物の体の状態を総合的に診て、調子(陰陽バランス)を整える治療をします。

例えば・・・

  • 口内炎を繰り返している
  • 季節の変わり目で体調を崩してしまう
  • 高齢になってきた
  • なんとなく元気がない
  • 今までとはちょっと違う感じがする(夜寝れない、頻尿、攻撃的になったなど)

精神的な行動異常などもご相談に応じます。

漢方療法

漢方療法は、診察とカウンセリングを実施し、中獣医学的に診断と治則をたて、動物の状態に合わせた専用の漢方アロマオイルを塗布します。

漢方治療

五情オイル
五臓の機能を整える漢方生薬に、感情を穏やかにするインド薬草をブレンドしたオイルです。健康な時にも養生として使用することができます。

五行オイル
五臓六腑の症状に対応するオイルです。症状の緩和と養生に使用します。

症状別オイル
五行オイルと併用することで、さまざまな症状に対応することができます。

当院で使用する漢方アロマオイルは、バイオテクノロジー技術により精製されており、塗布することで皮膚から吸収し内臓に働きかけます。耳や身体に塗布するので、「漢方は飲ませづらい」というイメージのある方も、安心してご使用いただけます。

※年齢、体質、体調など、個々の状態に合わせての処方となります。(オーダーメイド)

鍼灸治療

鍼灸治療は施術をする事で、患部の血行促進、疼痛の緩和などの効果があります。

経穴(ツボ)を刺激することで、体全体の養生をすることが可能といわれています。

診察した上で、必要と考えられる経脈のツボに刺鍼します。

※鍼は一本ずつ滅菌されている、使い捨ての製品を使用します。

施術例

1:椎間板ヘルニアによって生じた後ろ足麻痺に対する治療
ステロイドホルモン、ビタミン剤での内科治療に加えて鍼灸治療を実施。症状や動物の性格に応じて、置鍼や低周波パルス療法を選択します。

ご自宅ではお灸やマッサージなど、出来る範囲で構いませんので施していただきます。やり方についても詳しくレクチャー致します。

症状に応じてですが、週1回~の施術x8回が1つの目安になります。

2:老齢の動物への養生
点滴治療などと並行して、体の気、血、津液の経絡の流れを整えて、穏やかに過ごせるよう施術します。

※動物の状態や性格によっては施術ができないこともあります。

東洋医学のメリットとデメリット

東洋医学は、西洋医学の様々な 検査データに現れない体の不調に対応することができる というメリットがあります。例えば、不定愁訴(イライラしやすい、だるそうなど、明確な原因が分からない不調)です。

また、 長期治療中や老齢期の養生にも対応する ことができます。さらに東洋医学による体質診断をすることで、日常の活力増進、免疫力アップなどの動物個々に合ったケアを提案できると思います。

デメリットは、西洋医学に比べて 効果を実感出来るのに時間がかかる という点です。感染症・肺水腫・ショック状態・骨折などには、西洋医学を速やかに選択する必要があります。

また、外科分野は東洋医学では対応できません。大きな腫瘍などを、鍼や漢方薬でなくすことは不可能です。

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